高い声が出ないので キーを1つ上げて歌う。
よくしますよね。
キーが変わると、その楽譜のすべての音が変わります。
実際の楽譜を見るとキーが一つ変わるだけで
#や♭だらけの楽譜になり、大変な事になります。
でも、歌う側としてはそこまでの事を考える事無く
キーを変化後の歌を歌う事が出来ます。
何故か?それは、歌う人がその曲の
1音1音の音の間隔を相対的に覚えているからです。
これは、ドレミファソラシドという有名なCメジャースケールです。
下のTAB譜をギターで弾いてみて下さい。

下に表記されているアルファベットはコードでは無く、音を表しています。
C=ド D=レ E=ミ F=ファ G=ソ A=ラ B=シ
また、数字は前回説明しました、「度数」の表記です。
次に、先ほどギターで弾いた「ドレミ」をそのまま2フレット
ずらして弾いてみましょう。さっきは最初の音が5弦3F「ド」
でしたが今度は5弦5F「レ」スタートです。

少し音程を高く感じたと思いますが(ドレミファソラシド)に聞こえた
はずです。最初にこっちを聞いた人は、これがCメジャースケールだと
勘違いするかもしれません。
どうせ、ドレミに聞こえちゃうんだから
この5弦5F(レ)の音を「ド」の音として捉えようという
考え方を移動「ド」と言います。
本当は「レ」と呼ぶ音なのにそれを移動させて「ド」として読むから
移動「ド」と呼ぶんです。
逆に、この5弦5F(レ)の音は「レ」の音です。
前後にどんな音が並んでいてもこの音は「レ」としてしか
捉えませんよ。という考え方を固定「ド」と言います。
絶対音感の持ち主さんなんかはどうしても
この音を「ド」とは思えないはずです。
「レ」と聞こえてしまうんです。
ギターはカポを使ったり、フレットをずらすだけで
フォームを変えずにキーを変える事ができます。
移動「ド」の感覚が強い楽器です。
逆にキーボード等には、カポをつけることはできません。
鍵盤をずらせば良いと思うかもしれませんが
かなり複雑です。キーがひとつ変わるだけで
楽譜がかなり変わります。
固定「ド」の感覚が強い楽器です。
バンドなどを組んだときに、
キーボードさんがいらっしゃった場合
「今日は、声の調子が悪いからキー下げていい?」
なんて自分勝手な事は言わないようにしましょう。
自分はカポで調整すればいいだけですが
キーボードさんは大変です。
喧嘩の種になっちゃいます。
固定「ド」と移動「ド」の違い
ある程度理解できましたでしょうか?